
健康診断で重度の貧血が見つかるなんて、
この時の私はまったく思っていませんでした。
「なんとなく不調」を歳のせいにしていた私
実は私、健康診断をしばらく避けてきました。
正確に言うと4〜5年くらい。
若い頃は健康診断なんて
年間行事のタスクの一つくらいだったものが、
40代に入ると少し意味が変わってくる。
どこかしら悪いところを突きつけられそうな気がして
なんとなく怖かった。
そんな私が久しぶりに健康診断を受けたのは、
去年の春からパートを始めたから。
職場の健康診断。
逃げられないやつ。
本当にシブシブ受けた。
“ずっと疲れてる”が日常に
今思えば、体はちゃんとサインを出していた。
とにかく疲れる。
外出先でも、まず「座れる場所ないかな」を探す。
階段をのぼると地味に息切れ。
やたらと口内炎ができる。
あと、自分でも「なんで?」と思っていたのが、
コリコリした食感のものを異様に食べたくなること。
スナップエンドウやブロッコリーの茎、
生の大根や人参など。
あの頃はまったく知らなかったけど、
これは貧血の人によくある症状らしい。
でも当時はそんなこと知らないから、
「コリコリ食感が今のマイブーム」
くらいに思っていた。
平和である。
健康診断で現実を見た
そんな感じで、“なんとなく不調”と
共存しながら暮らしていた私。
でも、健康診断の結果を見てちょっと固まった。
「へモグロビン 5.8」
へモグロビンの数値が低い。
ちょっと低いどころではない。
ちゃんと基準値も書いてあるから、
自分の数値が飛び抜けて低いのは瞬時に理解した。
でも問題は、
「これ、どのくらいヤバいやつなの?」
ってことだった。
なので、人はこういう時どうするか。
そう、ググる。
検索魔になる
検索すると出てくる。
「輸血レベル」
「緊急入院」
「すぐ病院へ」
それでもまだ私は
“きっとただの貧血”くらいに思っていた。
だから急に「輸血」とか「入院」と言われても
心が追いつかない。
いやいやいや。
さすがに大げさでは?
…でも、もし本当にヤバかったら?
検索するたび不安になるのに
また検索してしまう。
「安心したい」が、
「もっと不安」を連れてきていました。
あの不調は全部つながっていた
でも今思えば
あの頃感じていた不調って
全部ちゃんとつながっていたんだと思う。
疲れやすいのも
息切れするのも
ずっと「歳かな」とか「体力が落ちたかな」
で片づけていたけど、ちゃんと理由があった。
でも、それはずっと前から。
「みんなこんなものじゃないの?」
本気でそう思っていました。
だから、
あの日は「人生が変わった日」ではなく、
「なんだか大変なことになったらしい日」
だったのです。
前回のお話



