
40代になってから、
生理の変化や体の違和感を感じることが増えていました。
私はそれを『更年期だからかな』と思っていました。
貧血が見つかる少し前から、
生理に少し変化がありました。
終わるはずの日を過ぎても、
なんとなく続く。
「あれ?」
とは思う。
でも、その程度でした。
実は私は、
20代の頃は生理が7日くらい続くことが
よくありました。
でも出産してからは、
5日くらいで終わるようになっていたんです。
だから久しぶりに長引いた時も、
「昔に戻ったのかな。」
「年齢のせいかな。」
そんなふうに思っていました。
「なんか変」は、まだ「病気」ではなかった
あの頃の私は、
"なんか変"
とは思っていました。
でも、
"病院へ行こう"
とは思いませんでした。
不思議ですよね。
違和感はあるのに、
そこから先には進まない。
「更年期かな。」
「40代だし。」
「こんなこともあるよね。」
そんな言葉で、
自分を安心させていました。
安心したかったというより、
そう思いたかった。
そんな方が近いのかもしれません。
思い出していたのに、見ないようにしていた
実は私、子宮筋腫があることは知っていました。
43歳の頃、
妊娠中の健診で
「小さな筋腫がありますね。」
と言われたことがありました。
あの時は、
高齢で授かった命を守ることしか考えられなくて、
「今回の妊娠には影響なさそうですね。」
その言葉に心から安心したことを覚えています。
だから、
子宮筋腫があることは知っていた。
でも、
妊娠が終わり、
日常が戻ると、
私の中で子宮筋腫の存在も、
少しずつ遠くなっていきました。
忘れていたわけではありません。
でも、
どこかで見ないようにしていた。
そんな感覚でした。
「もしかして。」
貧血が見つかり、
点滴が始まっても、
生理だけはどこかおかしい。
長引く。
量も前より増えている気がする。
貧血外来でも、
「女性の貧血は、多くの場合、生理が原因なんですよ。」
と先生が話してくれました。
その時、
頭の中に浮かんだのは、
数年前のあの言葉でした。
「小さい子宮筋腫がありますね。」
もしかして。
原因はそれなのかな。
ずっと心のどこかで気になっていたことと、
ようやく向き合う時がきたんだと思いました。
あの時から子宮筋腫の経過観察はしていなかったし、
がん検診なども受けていなかった。
そう振り返った時、
私は久しぶりに婦人科を予約しました。
今振り返ると思うこと
今なら思います。
身体は、
ずっと教えてくれていました。
でも私は、
気づかなかったわけではない。
「気づかないふり」
をしていたんです。
もちろん、
責めているわけではありません。
あの頃の私は、
「更年期かな。」
そう思いたかった。
そう思うことで、
いつもの毎日を守りたかったんだと思います。
だから今は、
あの日の自分にこう言いたい。
「大丈夫。
怖かったんだよね。」
そして、違和感をこれ以上、
無視しつづけなかったことは、
ちゃんと自分を守る選択だったよ、と。
自分を責めるより、
「ちゃんと向き合おうと思ったんだね。」
そう言ってあげてもいいのかな。
今は、そんなふうに思っています。
健康診断で重度の貧血が見つかった話は、
第2話に書いています。


